ビギニングアイドル「俺たちのファーストステージ」リプレイ ここは関東某所。ゲーマー合宿として集った5人の猛者たちがおやつとジュース(一部は日本酒)を囲み、はじめてのセッションがはじまりました。 なつP(以下・P)「ということで、本日GMことプロデューサーを勤めます、なつPです。GMははじめてです。よろしくお願いしまーす!」 一同「よろしくお願いします!」 P「まずはキャラクターを作ってもらいます。自由に決めてもらってもいいし、ダイスで決めることもできます。どうする?」 なんと全員が「全項目をダイスで決める」という暴挙に出ました。男らしいですね(女子会です)。 P「完成した方からキャラシを見せてください…(キャラシを見る)これはwwみんな日本名じゃないねwww」 一同「おもしろいからこのままでいく」みたいな雰囲気になりました。個性的なダイスの采配に爆笑しながらセッションは始まります。 都内に設立された音楽プロダクション「エフズプロダクション」。 バンドをメインに運営していたこの事務所ですが、この度新しくアイドル部門を設立する運びとなりました。 4人のメンバーは、このプロダクション最初のアイドルユニットです。 緊張した空気の中、プロデューサーが登場し自己紹介します。 P「それじゃあ、まずは自己紹介をしてもらいましょう。名前、年齢、それから特技を教えてください」 やまだ(以下・朗)「西条朗(あきら)です。年齢は18歳。アイドルを目指したのはライバルとの戦いのため。よろしくお願いします」 朗さんの個性特技は【学力】。その学力を一芸突破にて披露して貰いましたが、判定はうまくいきませんでした。 彼はこのユニットの良心になりそうです。 飯綱(以下・響)「響・ウォーカーです!俺の美しさでみんなを笑顔にするアイドルをめざしちゃおうかなって☆ 年は〜26歳です(小声)」 響さんの一芸突破は「セレブ」。見事判定に成功し、セレブっぷりを見せ付けました。ファンは3人増えます。 響「ファンがいるのはやっぱり俺の魅力かな☆」 彼は好きなもの:自分のちょっとナルシストなキャラですね。濃いキャラです。身体的特徴として眉毛も濃いです。 かぼす(以下・ユウ)「クラーク☆ユウです。21歳。北海道のすばらしさを伝えるため最高のステージを見せます。少年よ大志を抱け!!」 北海道を愛するクラークさんの個性特技はもちろん「北海道」です。判定は成功。初期ファンは4人です。 ユウ「北海道の風を届けます!!」 ぱや(以下・J)「俺は…ジュウォン・ライブラ…21歳…アイドルになったのは家族の推薦…それ以下でもそれ以上でもない…」 ジュウォンさん・通称Jさんの個性は「ダーク」。ジュウォンも偽名かもしれないようで。判定は成功、3人のファンがいます。 プレイヤーたちのユニット名はダイスで決めることになりました。 全員でダイスを振り、4つ案が出た中からユニット名は「Lucky Stage(通称ラキステ)」に決定。 課題曲として、みんなでカバー曲をひとつ決めることにしました。直前までプリパラを見ていた影響で、曲は「ドリーム・パレード」に決定。 男4人のドリームチーム結成です。 P「ということで、ラキステの皆様には課題曲を練習しながらプロモーション活動を行ってもらいます。順番にダイスを振ってねー」 メンバーは練習を続けながら、プロモーション活動を行います。 朗→ボイストレーニング【元気/キャラ8】失敗 元気が足りず失敗。緊張しているようです。 響→挨拶回り【物腰丁寧/キャラ10】失敗 主張が激しすぎる響さんはつまみ出された模様。「僕の魅力が強すぎたせいだね…」 ユウ→ダンス練習【ダンス/趣味9】成功! ユウさんは成功!見事なダンスを見せました。「北海道出身のユウです!よろしくお願いします!!」 J→撮影見学【プレーン/属性7】失敗 Jさんが見学しているところに響乱入!!二人揃ってつまみだされた様子。 仕事が一段落したところで、Pがやってきます。 P「みなさんお疲れさま。お客さんが来ています。挨拶をしてあげてね」 事務所に訪れたのは、人懐っこそうな猫目に金髪の、ギターケースを背負った青年でした。 ミツル「こんにちは。顔を合わせるのは初めてだね、君たちの話はうわさに聞いてるよ。俺は君たちと同じエフプロ所属のギタリスト、音城ミツルっていうんだ。よろしくね」 彼は事務所の先輩になります。某所で活躍していたため、一部のPLさんにはおなじみのキャラクターです。 ミツル「早速だけど、これからミニライブがあるんだ。俺はサポートとして入るんだけど、前座がもう一組欲しい。サプライズゲストとして、ライブをやってみる気はないかな」 メンバーはやる気。突然の仕事にも前向きです。 P「演目はみんなの知っている曲を一曲カバーしてもらいます。ドリームパレードですね」 ミツル「ドリームパレードか!その曲なら弾けるぜ!俺はそふぃちゃん派」 なぜなら彼はオタクだからです。設定表に輝く特技/空白:オタクの文字。 ミツル「それじゃあ、頼んだよ。俺は先に会場へ行って話を通しておくから」 そう言って、ミツルはその場を離れます。 P「はい!突然の依頼ですから、リハーサルの時間はありません。賭けになりますが、これはチャンスです。小さい会場だけれど、ラッキーステージの存在を知ってもらう最初の一歩になるはず。とにかく会場へ向かいましょう」 一同は迷う間もなく、車で会場へ向かいます。 歓声の響くステージ。狭い控え室に通された一同を衣装に着替えたミツルが待っていました。 ミツル「待ってたよ。ようこそ、今日は一緒にがんばろう」 P「ぶっつけ本番になるけれど、頑張りましょう。あなたたちなら、きっとやれます」 用意されたライブTシャツを着て簡単なメイクを済ませます。 「これTシャツに名前とか描こう」 「背中にバーンてユニット名描いてあって、前に名前が小さく」 「めっちゃ主張小さいのww」 緊張感ないまま、一同はスポットライト輝くステージへ。 特別ルールとして、ドラマフェイズの2サイクル目を省略してライブシーンを挿入しています。 ここでプレッシャー3D6を振りメンタルを引きます。ここでゼロになったPCは、緊張でステージに上がれません。 結果、誰一人欠けることなく見事にステージへ。 ミツル「ようこそ、エフプロのステージへ!今日はみなさんに、我がプロダクション・初の素敵なアイドルたちを紹介します!」 ここで自己紹介として、あらためて一芸突破を行います(特別ルールとしてメンタルはここではマイナスしません) 朗→失敗 学力をうまく披露できずに自己紹介は失敗。 響→成功! セレブでナルシストなキャラを全力で主張します。 ユウ→成功! 成功!北海道の魅力を感じてくれよなー!! J→失敗 ダークさを主張できずに失敗… ミツル「オーケー、名前は覚えてくれたかな?これからきっと大きくなる奴らだから、デビューに立ち会ったって将来自慢できるぜ!」 ギターのイントロが鳴り響き、ライブは開始します。 ここで【音楽/趣味11】で判定を行います。 朗→失敗 「Vo特化のはずなのに音楽系はことごとく失敗している…」 響→成功! 「俺の魅力をたっぷり味わっていってね☆」 ユウ→成功! 「北海道の風を届けるぜー!」 J→成功! ファン「なに言ってるかわからないけどカッコイイー!」 熱気に包まれて、一曲だけのステージはあっという間に終了します。 ミツル「というわけで、ラッキーステージでした!ありがとー!俺たちの後輩、これからよろしくね!」 歓声を浴びながら、一同はステージを後にします。 控え室で休んだ後、メンバーは帰路につきます。 ユウ「よーし、北海道ラーメン食いに行こうぜー!!」 ラーメンで元気を出した一同のメンタルは初期値に戻ります。 後日、事務所についた一同はスタジオへ行くよう指示されます。 スタジオではギターを抱えたミツルが待っていました。 ミツル「この間はお疲れさま。みんなとステージで歌えて、とっても楽しかったよ」 PCからの挨拶、感想を聞いた後にPが切り出します。 P「ライブのご縁もあって、正式にミツルさんに曲を作ってもらうことになりました。あなたたちのための、本当のデビュー曲を」 ミツル「君たちのステージを見て、あらためて先輩として君たちを応援したいと思った。これから、君たちにふさわしい曲を見極めるためのテストを行わせてもらう。難しくはない、みんなの声を聞かせてもらうだけだ。ただし、昨夜のライブで怖じ気づいてしまうような奴には遠慮してもらう。これからもっと、厳しいステージが待っているからね」 ミツルは持っていたギターをかき鳴らします。 ミツル「さぁ、聴かせて!君たちの魂を!」 前フェイズでステージに上がれたPCは判定を行います。今回は無事全員が挑戦できます! ミツルの説得値は10です。【ボイス】の数だけダイスを振り、パフォーマンスを順番に行います。 朗→成功! 響→失敗 ユウ→成功! J→失敗 ミツル「君たちの声は心に響いた。やっぱり君たちは、とても面白い。人の心を揺るがす、いいアイドルになるよ」 そう言ってミツルはギターをかき鳴らし始めます。 ミツル「楽しい。フレーズがどんどん浮かんでくる。さぁ、詞は君たちが考えて」 ここで作詞表を振ります。 「キスよりも/囁くよりも」「パーティーだ/お金でも」 P「このフレーズから一つずつ使って、歌詞を作ってもらいます」 J「三個だったら一句できた『キスよりも 囁くよりも パーティーだ』」 一同「いいと思う」 P「もうそれでいこうwwこの曲のタイトルは?」 ユウ「レッツパーティーナイト!!」 P「じゃあそれでwwみんなほかに案はないですかww」 異論まったくなし。スムーズにパーリー曲ができあがりました。 ミツル「素敵な曲ができたね。演奏には俺も参加させてもらう。一緒にがんばろう。俺も君たちのファンになったよ」 P「ということで、ファンが一人ずつ増えます。これはあなたたちの最初の曲を作った、作曲者ミツルの分です」 響「うれしい!!」 響さんはミツルのファンのようです。特技リストにアイドルあるからしょうがないね。 こうして一同はデビューライブに向けての特訓をはじめます。 さらに月日は流れ、ついにデビューライブの日が迫ります。 ここでライブに使う衣装を決めます。4人にダイスを振ってもらい決定した中から、一つを選ぶことに。 ユウ「パーティーだし、スーツがいいのでは」 J「エンジェルはないなー」 朗「グレースタンドでいいのでは」 P「ではキャラシの衣装欄にグレースタンドを記入してください。そうしたらいよいよライブがはじまります。セットリストをご確認ください!」 ここでセットリストが提示されます。 開幕演目は自己紹介、第一演目はダンス曲、第二演目カバーソング「ドリームパレード」、 幕間休憩を挟んでフリートーク、弾き語りを行い、最終演目は完成した曲「レッツパーティーナイト」です。 準備を終えたら、いよいよライブが始まります。 開幕は全員参加です。順番にダイスを振って挑戦! 朗→成功! 響→失敗 ユウ→成功!北海道のローカルネタに反応するファンが。 J→失敗 第一演目は朗さんが参加→失敗 P「しかもこれファンブルです」 かつてない大失敗!しかしここでアイテムの存在を思い出します。 朗「ドリーミングシューズ」を使って振りなおします!」 再挑戦の結果成功! 「転んだと思ったら靴はきかえて出てきたんだ」「みんな靴に釘付けで成功したんだ…」 そんな感じで、靴に注目したファンが増えます。 (最終的に成功したため、変調はカウントしませんでした。というか忘れてました) 第二演目はJさんが参加。→成功! 順調にライブは進み、ここで幕間です。 ギターを抱えたミツルが息を切らせながらやって来ます。 ミツル「間に合った!プロダクションの最高のメンバーを連れてきたよ。最終演目は俺達のバンドに伴奏させてもらう。もちろん、主役は君たちだ。最高の音、聞かせてくれよ!」 J「最高のメンバーでラーメン三銃士を思い出してしまった」 P「もうそれでいいですww 変調は今回ないので、ここでメンタルの回復か理解度のチェックを選べます」 《回想:ランダムに選んだ特技で判定、成功したPCの【理解度】のチェックを1つ選びはずします》 J「そもそも理解度がないから外す項目ががひとつもない」 P「まだわかんないよ!後半なに起こるかわからないから!元気出して!」 全員から励まされるJ氏。どんまい。 第三演目は響さんが挑戦→成功!ここでダイスが全て取り除かれ、まさかのミラクルです。。 P「響さんは思い出を獲得できます」 第四演目はユウさんが参加→失敗 そしていよいよ最終演目です。 P「最終演目のタイトルは全員にコールしてもらいます!お願いしまーす」 一同「「「「せーの、レッツパーティーナイト!」」」」 曲効果を発揮して、このライブ中はビジュアル値が1点上昇します…が、判定はボイスになるので効果はありません。 またアイテムをランダムでひとつ獲得できます。各自ダイスを振り、アイテムを補充。 朗→成功! 響→失敗 ユウ→成功! J→失敗→成功するものの、パフォーマンス値が足りず! P「理解度があれば手助けができますが、ある人ー?」 一同「はい!はい!!」 J「響がめっちゃ主張してくるんだけど!イヤでも視界に入ってくる…ので…今回は響を指名しま……す!!(辛そうに)」 そして響さんがシンフォニーを行った結果、まさかのミラクルが発生! P「Jさんは響さんとの思い出を獲得しました」 J「最後の最後で響と心が通じ合った瞬間だった」 響(Jに向かってウィンクを送る) P「最後は歌詞を全員で歌ってシメましょう!みんなで作った歌詞、覚えてますか?せーの!」 一同「「「「キスよりも 囁くよりも パーティーだ!」」」」 P「はい!一句ありがとうございましたー!大歓声の中、ライブは終了です!」 ファンの声に包まれ、アイドルたちは舞台をあとにします。 ギターの演奏を終えたミツルが、去り際にこちらへ向かって笑顔でピースを見せます。 P「さて、ここからは集計に入ります。計算をするのでちょっとまっててね」 一同「はーい」 サイコロを積んだり崩したりして待機するアイドルたち。なうろーでぃんぐ。 追加ファンを決定しPCのアイドルランク変更を行います。 ・ファンが一番多いPC→響 ・メンタルが一番多いPC→クラーク・J(同点) ・スペシャルが一番多いPC→響 ・ファンブルが一番多いPC→朗 ・ミラクル・ミラクルシンクロが一番多いPC→響 ・パーフェクトミラクルが一番多いPC→今回は該当なし 条件を満たすたび1D6のファンが増えます。 P「大変だ」 「どうしました」 P「ファンを追加した結果、大成功になってしまいました」 一同「やったー!」 P「ということで、おめでとうございます!【獲得ファン人数】が一番多いPCは、GMに「お願い」ができます。今回のMVP響くんは、プロデューサーに出来る範囲でなんでもひとつお願い事を叶えられます。なにか希望はありますか?さぁどうぞ」 ユウ「響はセレブだから欲しいものは特にないんじゃ?」 響「響にはひとつだけ心残りがあります…ミツルさんの前でいいところを見せられなかったことです」 気にしてたのか…… 響「なので、ミツルさんにほめてもらいたいです!!」 P「ささやかだー!それでいいのかな?ではミツルが出てきて、こう言います。」 ミツル「響くんおつかれー!サイコーに輝いてたよ。これからも仲良くしてくれると嬉しいな。LINEやってる?アドレス交換しよ!!」 「軽いなー!」「シェイクとかするんでしょ!」との声。響さんはうれしそう。ファンだったもんね… P「こうして響くんとミツルは友達になりました。ミツルはオタクなので、アイマスやラブライブのスタンプをちょくちょく送ってきます。若干ウザいですが、よかったですね!」 MVPのささやかなお願いを叶えつつ、プロダクションレベルは+2され、エフズプロダクションのレベルは4になりました! 最後に【獲得ファン人数】【思い出】【メンタル】のリセットを行います。 【アイテム】【理解度】は持ち越しません。 こうして、セッションは大成功で終了しました。お疲れさまでした! セッション日:2015/09/25 シナリオ・GM:なつP@natsu_cs620g |